何故、自動車のカスタマイズ用のホイールは値が張るのか

私が、小学校時代に組み立てていたプラモデルの中に、純正ホイール以外のアルミホイールが(勿論、プラスチック製ですが)付いているものがありました。その後、私は、大学を卒業後に転職を何回かしたのですが、その中で、自動車のアルミホイールメーカーに勤務したことがありました。仕事は、工場の事務職だったのですが、最初の1か月間は顔見世程度に現場の作業も行ったことがありましたが、その後は、工場内の事務所で事務をしていました。その際に、カタログを見せて貰ったのですが、消費税5%の時代で、アルミホイール1個が7万円位することに驚きました。その会社は、私が入社した当時は、ボーナスが遅配していたのですが、徹夜に近い位の作業を強いられることもあったとのことで、大変そうなところだと思いました。カタログは、1000円位では買えそうにない位の分厚さで、しっかりとしたものでしたので、ペラっとしたものではなく、背表紙もついていました。吋数も16吋から19吋くらいまでのものが扱われており、また、構造としては1ピースから3ピースまで扱っており、メインは3ピースということでした。では、何故、これらのアルミホイールがこれだけの金額になるかということですが、まず、こういったものは、単なる自動車部品というよりは、カーマニア向きのものであるということで、色々なパーツを組み合わせていることが挙がります。インナーリム、アウターリム、ディスク、ボルト、ハブカラー、スペーサー、バルブ、といったものがセットになっているのですが、アウターリムやディスクについては、色を付けていることが多く、特にディスクについては、塗装について、顧客の要求する塗色に塗っていくこともザラです。そういったものの塗料については、パソコンで色の調合を考えて、塗料を合わせて塗っていきます。また、組付けは手作業で元々行っており、組付け機を導入したのは90年代の最後の頃ということでした。色々な人の手作業を通じて出来上がっていくので、その分、金額は高くなりますが、私は、こういったものに手を出すのは、余程のカーマニアでない限り、行わない方が色々な面で良いと思います。